データ復旧・データ消去技能者の個人ブログ

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バイタルレコード(重要文書)とは?

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ご無沙汰をしております。
先月12月 下旬フィリピンのタクロバンへデータ復旧に関わるボランティアに行ってきました。

アーチェ、バイタルレコードと言われる 耳慣れない言葉を感じつつ 災害時の重要データとは何なのか?
また、

『営利活動団体』と『非営利活動団体』におけるボランティア活動とはいったい何なのか?

この2つが最大テーマでした。

そこで ご一緒させて頂いた 田村さん(田村 正 :京都工芸繊維大学非常勤講師・紙漉き師)の話が心に響いたのでここに残させて頂こうと思っております。

バイタルレコード(重要文書)

コンピューターの心臓部であるハードディスクには業務に不可欠な重要文書、それも機密文書が入っている。

ここタクロバンの街には高潮と同時に風速100メートルの台風30号が上陸し、場所によっては4〜5メートルの高さの高波が襲った。大半の公共機関、病院、店舗、事務所は1階部分にコンピューターを置いている。ゆえにどこもかしこも壊滅的なダメージを受けた。

ハードディスクが水に浸かった場合 泥をかぶっていても、データを取り出せる可能性はある。 修復のリミットは一週間〜1ヵ月程度。被災から二週間頃までは8割程度ある救命率も3週間過ぎると2割程度に低減する。 注意事項がある、一度水没したパソコンは絶対に電源スイッチを入れてはいけない。電源を入れると基盤の回路がショートしたり誤作動で突然データ消失の機能が働いたりする。乾かしてもいけない、乾燥すると内部に塩の結晶ができ洗浄しにくくなる。乾かさずに濡れタオルにくるんでポリ袋に入れ専門家に託す。タクロバン市では被災してから丁度1ヵ月になる。ある場所ではそのまま積み上げてあったり、取り出して乾燥保存していたり混乱が生じていた。ハードディスクに対して誰も正解が分からない状態を手探りで対応していた。それが放置する事であったようだ。停電のお陰で電源を入れてはいない気がしたが、それはどうなのだろう?

紙文書の場合

水濡れ被害を受けた文書類は腐敗やカビが生じる前の48時間以内に−40℃程度で凍結保存が望ましい。凍結する資料は乾燥を均一化するため5〜10cmの厚さで梱包する。(と、修復に携わる日本の方達はマニュアル化しれている)現実はそうではない。人命救助を最優先事項にして取り組み、それらが済み次第自身の安全を確保しながら文書類の救出にかかれる。はずだろうが、現地マニラで購入した温湿度計が示した数字はタクロバン市の平均気温は30℃、平均湿度80%程になった。その場所に1ヶ月放置されていればどの様な状態に変化したか想像できると思う。 高波被害から1ヶ月が過ぎた現地では、文書救出やハードディスク救済の取り組みは調査した限りでは聞かれない。

 

以上

 

田村さんのブログ 出張・紙漉き教室開催

http://isyoukoubo.exblog.jp/

 

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